アイディア

「いまそこにある」不便を解消する

先日、息子用にバッグを買おうとWebを検索したときに困ったことがありました。欲しかったのはこういう感じのものです。

Nike

まず困ったのが、商品名自体がわからなかったこと。さすがのGoogleも私の頭を検索してキーワードを教えてはくれません。

このため、スポーツグッズを扱っているサイトをいくつかまわり、エナメルショルダー(バッグ)で検索すれば良さそうだというあたりをつけました。

次に困ったのが、どういうメーカーがどういうデザインのものを出していて、価格はどれぐらい?といった相場観をどうやって得れば良いのかということ。これについても、複数のサイトをめぐり、なんとか把握できました。

相場観を把握したところで、実際の商品選びです。エナメルショルダー(バッグ)を使うのは息子ですので、価格よりもデザインの好みが選定の最重点要素になります。

このため、様々なデザインのバッグをまとめて参照し、比較・検討したいところですが、これが難しい。

今回は楽天市場に入っているショップをいくつか調べたのですが、ショップにより扱っているメーカーが違ったり、扱っている商品の種類にバラツキがあったりなど、とても全デザインを俯瞰して選ぶことなんてできそうにありませんでした。(これは楽天市場が悪いわけではありません。念のため)

このようなわけで、Webを2〜3時間も彷徨ったにも関わらず、まだ、どのバッグを買うか決めかねている状況です。

昔、読んだ企画術の教科書という本にアイデアの発想方として自分の「行動」を観るという手法が紹介されていました。

特に今回のように実際に自分が体験した不便さと自分の行動を観察し、それをベースにして新しいサービスを考えるのは有効ですね。

だって、上に書いた自分の行動を見直しているだけで、いくつものサービスのアイデアがでてくるじゃないですか。

新しいサービスを検討する場合、仮説ベースで想像したものより、そこにある実際の不便を解消するものの方が明かに強いということでしょう。なにしろ、絶対にそれを喜ぶ人が最低でも1人はいるわけですしね。

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BtoBのSaaSに適した業務を考えるヒント

内定者フォローSNS フレッシャーズというSaaSで提供されるサービスがある。これは、企業が内定者向けに使用するSNSで、ユーザー(内定者)向けにはマイページ、日記、コミュニティ、メッセージ、モバイルなどの機能が、人事担当者向けにはメンバー管理、投稿管理、統計情報、課題管理などの機能が提供され、人事担当業務の効率改善、内定者とのコミュニケーションを密にすることによる辞退率低減を目的としたサービスだ。

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スクリーンショットを見ても、いわゆるSNSのサービスっぽい仕上りになっているのがわかる。

SNS自体は様々なコミュニティをターゲットにしたサービスが乱立し、もはやサービスとしての新規性は無い。また、日本のSNSの雄であるmixのユーザー数、トラフィックの伸びも停滞気味のようだ。

このため、これから新しいSNSを立ち上げようとした場合、どのセグメントをどのように狙うかを明確にし、適切なマーケティングを行うことが絶対条件だと思うがフレッシャーズは以下の点で優れていると感じた。

  1. SNSというある意味「枯れた」フレームワークをSaaSに適用したこと
  2. ターゲットが「企業とその内定者」と明確であること
  3. 大企業でも自前でシステム構築しにくい(したくない、するまでもない)業務を対象にしたこと
中でも3が最も重要だと思う。この視点で考えれば、他にもBtoBのSaaS向けに適した業務のアイデアが出てくるのではないだろうか。

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